リボンの騎士はアイドルという枠を超えた本格ミュージカルだ」
このうたい文句はどうしても気に入らない。アイドルは本格ミュージカルできませんか
もちろんモーニング娘。のジャンルは未だあいまいだし、アイドルの定義もまたあいまいだ。しかしモーニング娘。はアイドルじゃないなんてのは寝言にすぎないと思う。彼女たちに「本格ミュージカル」ができないとも思っていない


「これはミステリーの枠を超えた感動作だ」
ミステリーは純文学より下、とか思ってんのかな。ミステリーなめんなよ
何年か前に白夜行のキャッチコピーに関連して作者の東野圭吾がそんなことを言っていた。その結果、キャッチコピーは「ミステリーの枠を広げた〜」に変更させられていたと記憶している。これは東野圭吾の今までに無いことをやったという自信とともに、ジャンルに対するこだわりと愛情を示している。
とするとモーニング娘。は自分の状態についてどう思っているのだろう(それが言えない不自由さもアイドル的だけど)。


自分は単純に「アイドルの枠を超えた本格ミュージカル」よりも「アイドルじゃければできない本格ミュージカル」が見たいだけなのかもしれない
木村信司氏が紹介している、とあるベテランミキサーが言ったという言葉
「・・・(ただの)アイドルの声じゃない」
このカッコ書きの部分。これが1番自分の気持ちを表しているような気もする