私と椎名林檎

私と放電(通常盤)

私と放電(通常盤)


椎名林檎もデビュー10周年ですか。1999年の秋は『LOVEマシーン』と『本能』が流行ってたんですね。まさに世紀末。あれだけ消費されてもまだ一線でやっているのもすごい。宇多田ヒカル浜崎あゆみもこの年からだったなあ。懐古する気分。


(何か10年来のファンをバカにしてるとか文句を言ってるやつを見かけたけど、全部持ってて損だと思うなら買わなきゃいいだけじゃないのかなあ?ベスト盤は出さないって言ってたのにって、ベスト盤出さないと何か良いことあんのかな?そんなんでよく10年もファンやってこれたな、しかも椎名林檎の。)
まあ要するに初期のシングルのカップリング曲と『メロウ』を目当てに買った自分は大満足、と。いつのまにか『絶頂集』を売り払ってたらしいので。最近Buono!でおなじみ西川進がギターを弾き倒してるのも聞けるし。


個人的椎名林檎の魅力といえば、肩のラインでしょう。どんな理由であろうとどんな意味があろうとあのラインは美しい。虐待グリコゲンのギターが西川進から交代して後任ギタリストと結婚して活動停止したあたりでモチベーションがた落ちになって、そこから復活したきっかけが『群青日和』のPV。今更バンド組んでどうすんだって見てみたら、やっぱりこの人はかわいいなあと思うと同時に肩のラインにやられてしまったのです。もう亀田誠治のベースがリバースだとか畑利樹がオープンハンドだとかはどうでもよくて、デューセンバーグのギターを構えて右肩をあげてストロークするする様が美しかった。そして「自分はこの人が好きだ」と思い出した(ええ、もう好きな人いっぱいです)。


しかし『ここでキスして』のPVに映ってるギタリストは西川進ではないとついさっき知ってショックを受けた。たしかにマッシュルームカットじゃないけど、ベースが亀田誠治本人じゃないのは気づいていたけど・・・。ずっと西川さんのイメージはあのゼンマイ仕掛けみたいなアクションだったのに。