「ぐるり」2008/12

東京中央線とその周辺の地方情報誌。なぜこのようなものを手に入れたかと言えば、東京ローカル・ホンクのインタビューが掲載されているから。
どうしてマイナーなバンドなどほとんど知らない自分が彼らのようなバンドを推せてるのだろうか不思議。なにしろ自分のLast.fmベスト50組の中にはWikipediaに登録されていないミュージシャンは彼らとCatherine Warwickしかいない。某Jポップ批評誌に載っていた「日本のCSN&Y」という文句に惹かれて(多分。キヨシローの推薦や久保田麻琴云々は当時はよくわかってなかった、はず)生まれて始めてネット注文で品物を買う(ちなみにHMV。一緒に買ったのはボブ・ディランの『Bootleg series vol.1-3』。古い洋楽にかぶれている)という行為に及んでいなければ一生、音を聞くことすらなかったんじゃないだろうか。こういうことが時々あるから楽しい。


内容はまあ300円なら安い。歌詞の書き方は種田山頭火などの俳句に影響を受けているとか、「(他の人とバンドを組むというのは)誰かが死なないと無理」とか、締めの弦二さんの自信たっぷりな自己評価とか、おもしろい。


写真を見るとなぜかギターの井上さんの風体が飛び抜けて変だ。他の3人だけなら地味なオジサンバンドで済むかもしれない。