敬称

島本和彦の漫画『アオイホノオ』には、主人公の知り合いである庵野秀明山賀博之の部屋でルパン3世を観るというエピソードがあって、そこで2人は「おおっ宮崎さんだよ。宮崎演出だよ。ハハハハ」「宮崎さんって、誰?」「カリオストロの城の監督だよ!コナンの宮崎駿だよ!知らないのかよ」「なんでさん付けなんだ」「そういうもんなんだよ。富野さんだって高畑さんだってさん付けだろ」「高畑さんって?」という会話を交わす。
実際の庵野さんと山賀さんの間にこんな話があったのかはさておき、最近エヴァのことばかり書いててこのエピソードにものすごい共感を覚えたことを思い出す。「さん」をつけてしまう。