青い花」の好きなところは百合百合言われてるわりに全然百合じゃないってところですか。自分の基準で。
最初は登場人物の中で唯一普通の奥平あきらが万丈目ふみを筆頭とする百合やお嬢様な人たちに振り回される話かと思ってたんですが本当は逆で、唯一の百合であるふみが思い悩んでいるところをあきらが支えるという話だったんですね。
完全にレズビアンとして描かれているのは主要な登場人物の中ではふみと山科日向子くらいなものでしょうか(つまりアニメ版だとふみだけになる。杉本姿子は心の中が読めなさすぎるので除外)。
ファンタジーでありながらそこを飛びすぎないように踏みとどめているのが良いなと思っているわけです。若手で成立してるカップリングは奥平兄とモギーだけだし。


あと2年生編に入っての井汲京子が杉本恭子という光源を失って自分の光を放ち始める様とか、何の前振りもなく現れた上田さんの世界への馴染み具合とか上手いなあとそんな感じ。