モーニング娘。のライブで思い出すこと

あたりまえだけど、曲そのもの以外の要因がその曲を良い印象にするということ。
覚えておこうと思うのは、保田圭の卒業ツアーとなった2003年春のツアーでのオープニング曲「AS FOR ONE DAY」だ。場所は大阪城ホール、2日目の夜だった(はず。完全主観なのであまり関係ないだろうけど)。


サビはすべて終わりピアノ音が鳴り響いて、石川梨華が1人歌いだす。ヲタの発する歓声ともざわめきともつかないような環境音が耳に入ってくる。石川の声は相変わらず不安定でとても甘ったるい。


説明できてないけど、この瞬間はそれはとてもとても美しいものだった。歌詞とは逆にまだ雨が降りしきる中、石川が力強く立っているように思えてハッと我に返るような。とにかくこの曲の印象を一変させられるような感覚に襲われたわけですよ。
でも帰ってCDを聞いてみたらやっぱり今までどおりのCDだった。これも当たり前。その後のSSAでのライブにも行ったけど、大阪城ホールほどの感覚じゃなかった。