『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきた感想文をズラズラと。ネタバレとか気にするな版

とりあえず2回見たけど、2回とも客入りが三分の二から半分くらいである意味それが1番衝撃的。『序』の時のシネリーブル梅田は1日分完売してたのに。まあ好みの席で見れて楽にパンフレットも買えてそれはそれで良かったけど。こっちはこんなもんですかねハッ!12年前に『THE END OF EVANGELION』を、人でごった返す今は亡き新潟東映パラスで見たことを思い出してちょっとしんみり(居残りでの連続鑑賞もOKだったなとかそういう懐古的な意味で)。


・「庵野総監督はこの新劇場版を他の人間がエヴァンゲリオンをシリーズ化する鏑矢にしたい(『Gガンダム』みたいな『Gエヴァンゲリオン』が出てくることを望んでいる)と語っていたけど、もしかしたら誰も続編作る気無くすほどド偉いものになってるかもしれない」と見る前に思っていたことは結局杞憂だった。『序』は「すごいもの見たな」という感じでスタッフロールを眺めてたけど、今回は「早く次見せろ」と思ってた。もし評価を点数化したら『序』のほうが上になるかもしれない。だけどその見かけ上の数字がすべてに正しいとは限らない。
・確かにレイにもアスカにも惚れ直した。が1番惚れ直したのはシンジ。「綾波を、返せ!」って燃える。あのシンジが。「僕や世界がどうなっても、せめて綾波だけは」的なセリフもその後のミサトのセリフももうグッとくる。覚醒しまくり。「エウレカ!」とか言わせたくなるテンションだ。
・マリの扱いは予想外。もっと出番多いのかと。後でパンフレットの鶴巻監督のインタビューを読んでなんとなく納得。でもなんかマリの第一声で「すげえ」と思った。すっとキャラクターも新しい話もなじめる気がした名作保証の第一声。
・さすがアクション担当、弐号機動く動く。ただ「第七の使徒」戦で期待値が高くなりすぎて残りの戦闘シーンで盛り上がりきれなかったなあという感想。
・参号機のパイロットは予想の第一候補に挙げていたので驚きはしなかった。さすが庵野秀明、やることがえげつない・・・と思ってたら同じくパンフによると鶴巻さんの提案らしい。いずれにしろ「赤く塗り替えてよね」は狙ってるとしか思えないとか、あと自分は「まだチラシに載ってた言葉がでてないからまだどうなるかわからん」とか思ってたのに土壇場でその言葉が発せられて「ああ、オワタ」となってその直後ほんとにオワタ。
・「いやまだだ。もしかするとここからが『破』の次なるそして最高の変更ポイントかも知れんじゃないか。ゲンドウあたりに期待」と見てたら『今日の日はさようなら』。もう泣くかと思った。『翼をください』も泣きそうだった。旧作はクラシックで新劇場版は歌謡曲ですかとか薄っぺらく考えながらしっかり捕まってしまった。
・なぜかBGMに『太陽を盗んだ男』のそれが混じっている。似てるとかネタ元とかじゃなくそのまんま。ともあれマイフェイバリット邦画10本に入っている名画なのでお勧めしたい。
・アスカ大好き且ついわゆるLASな人間としてのアスカ評価は、みやむーの声は絶好調だったし、作画の崩れもないし、病んでないし、アスカ→シンジは健在だし、でおそらく『急』にもでるだろうと思ってたら予告でひょっこり出てきたから100点満点中、-40点プラス130点で90点といったところだな。
・そういえば原画にしっかり高村和宏さんがクレジットされていた。パンツは九分九厘、高村股間督の手によるものだ。と、思う


こんな感じ